化粧水は多くの場合、洗顔後に初めに顔につけるので、そういった意味では重要な基礎化粧品と言えます。そのため化粧水についての正しい知識を手に入れることで毎日のスキンケアはより効果的になりますが、その役割や効果、正しい使い方をちゃんと把握している方は少ないかもしれません。この記事では化粧水を徹底解説。この機会に化粧水を効果的に使えるようになりましょう!
目次
化粧水にはいくつかの種類があり、それぞれで目的や効果が異なります。化粧水の種類は大きく分けるとこちら。
- 化粧水の種類
- 柔軟化粧水:一般的な化粧水のこと。お肌を保湿し、角質の調子を整え、柔軟にする。
- 美白化粧水:柔軟化粧水にシミやそばかすを予防する成分が配合されている。
- 導入型化粧水:化粧水の前に使用する化粧水。化粧水の浸透具合を良くする。
- 収れん化粧水:毛穴を一時的に閉じ、皮脂分泌をコントロール。スキンケア後、メイク直前に使用する。
- 拭き取り化粧水:お肌の汚れを取り除き、美容液などの浸透をより良くする。
この記事ではみなさんが一般的に使っている、「柔軟化粧水」と「美白化粧水」について解説していきます。
●収れん化粧水に関してはこちらの記事をご覧ください。
化粧水には主に3つの効果があります。
洗顔では古い角質や余分な皮脂、汗やほこりなどといったお肌の汚れとともに、お肌に必要な保湿成分も洗い流しています。また洗顔後の濡れたお肌をそのまま放置していると、お肌の水分はどんどん蒸発し、乾燥していきます。そのため洗顔後、まず化粧水をつけ、お肌に水分を補給し保湿するというわけです。
化粧水の主成分は水分で、その割合は80%以上ですので、化粧水をお肌につけることは、多少の有効成分が配合されているとは言え、水をつけていることと大差ありません。また化粧水が浸透するのは角質層(表皮)までで、さらに角質層には水分を保持する機能もありません。こう聞くと化粧水を使用することに意味がないように思えてきますね。ではなぜ化粧水を使用するのでしょうか。それは洗顔後の角質層の調子を整え、柔軟にし、その後使用する美容液やクリームなどの浸透をより良くするためです。化粧水の最も大切な役割は「角質を柔軟にすること」と頭に入れておきましょう。
化粧水はその大半が水分であるとは言え、せっかく使用するのであれば、効果の高い有効成分が含まれているものを選びましょう。おすすめの配合成分はビタミンC誘導体。ビタミンC誘導体にはさまざまな効果が期待できます。
- ビタミンC誘導体の効果
- 皮脂のコントロール:皮脂の分泌が過剰にならないようにコントロールしてくれます。
- コラーゲンの生成を促進:お肌を保湿してくれるコラーゲンを生成してくれます。
- 美白効果:メラニンの生成を抑制し、還元する(=なくす)働きがあり、シミ、そばかすを予防、改善してくれます。
ビタミンC誘導体は柔軟化粧水にも美白化粧水にも配合される成分ですので、ぜひチェックしてみてください!
●編集部おすすめのビタミンC誘導体配合化粧水はこちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
ここまで化粧水の役割と効果について解説してきましたが、この章では化粧水の正しい使い方をご紹介いたします。正しく使わないと化粧水の効果は半減してしまいますので、正しい使い方をマスターしましょう。
●化粧水は手でつける? コットンを使う?
化粧水には手でつける方法、コットンを使用する方法の2パターンあります。それぞれメリット / デメリットがありますが、手の方がお肌に優しいのは間違いありませんので、編集部では手でつけることを推奨いたします。
1)化粧水を手にとり、手で軽く温める
まずは、化粧水を手にとり、両手で人肌くらいの温度になるように温めましょう。この作業をすることで、肌への浸透に驚くほど違いが出ます。
2)手で顔を包むように
顔を叩くようにして化粧水を肌に馴染ませると奥に入るというのは誤りです。叩くと柔らかい肌を傷つけることになり、肌への負担となりますし、毛細血管が傷つき、赤ら顔の原因ともなります。
手の温度を肌に伝えるように包み込みながら浸透させていきます。
3)顔全体にムラなく馴染ませる
再び化粧水を手にとり、1)、2)と同じやり方で乾燥しやすい部分につけていきましょう。顔全体に化粧水がなじんだら完了です。細かい部分は指の腹を使うとなじませやすいですよ。
化粧水をつけるときのポイントとしては次のことが挙げられます。
- 化粧水をつけるときのポイント
- 洗顔後5分以内に!
- 量は多すぎず! 製品に記載されている用量を守りましょう。
- 毛穴の気になる箇所からつけましょう!
最後に化粧水を使用するときに気をつけたいNGポイントをご紹介しておきます。
●大量の化粧水をつける。
→角質層に補給できる水分には限界があります。一定量を越えるとその後は化粧水を無駄にするだけ。商品に記載された適量を意識しましょう。
●ゴシゴシつける。
→化粧水は手のひらで包み込むように優しくつけましょう。ゴシゴシ塗りつけるとお肌の刺激になります。
●コットンを使うなら優しく。
→先ほどの内容と重なりますが、手ではなくコットンで化粧水をつけるときは、決してパタパタと叩いたり、擦ったりしないようにしましょう。お肌の刺激となります。
本記事では、化粧水の役割や効果、正しい使い方について解説いたしました。化粧水を正しく使うことで、その後のスキンケアの効果は全く変わってきます。化粧水の正しい使い方をマスターして、健康的で美しいお肌を目指しましょうね!