「産後うつ」と「パタハラ問題」 夫婦間で”お互いを知ることの大切さ”

最近FacebookのCEO「マーク・ザッカーバーグ」さんが2ヶ月の育児休暇を取得することが話題になりました。一方、日本では「パタハラ」という言葉が少しずつ浸透しています。ハラスメントの用語を増やしすぎるのもどうかなぁ・・・とは思うのですが、家庭にとっても大きな問題なので、夫婦間の認識の違いで揉めないようにお互いの理解を深めましょう。

  1. Facebook CEO「マーク・ザッカーバーグ」が育児休暇を発表
  2. 社員・奥さんにとっては朗報?
  3. 日本の男性における育児休暇の現状
  4. パタハラとは?
  5. 女性の産後うつについて
  6. 産後うつの問題
  7. 育児休暇できない「パタハラ」と追い詰められる「産後うつ」
  8. 「産後うつは大変なこと」とシングルパパが去った母親にメッセージを
  9. 日本で育児休暇は本当に必要?
  10. 求められているのは産後のケア
  11. 自分だけじゃないとお互いに思うこと

Facebook CEO「マーク・ザッカーバーグ」が育児休暇を発表

出典:www.facebook.com

「ぼくは、生まれてくる長女のために2カ月の休暇をとることにした」


Facebookでは最長4ヶ月、産休や育児休暇をとる制度が設けられています。同氏は「両親が新生児と一緒にいる時間を増やすほど、その子供や家族にとって好ましい結果がもたらされる研究結果がある」と語ります。

社員・奥さんにとっては朗報?

CEOが率先して休むということは、企業全体の育児休暇の消化の推進に繋がります。自分の仕事よりも家族を大切にするという意識が構築されていく訳ですが、この意識については日本でも少しずつ浸透しつつあります。

その最もたるものが「イクメン」という言葉。
最近ではもう当たり前のように使われていますよね。


世論としては育児に携わることに対して当たり前だという認識が出来つつあります。当たり前というよりは、イクメンがいかに素晴らしいかという認識をあえて共有させるといったところでしょうか。

そのため、子育てに参加しない父親は程度の差こそあれ批判の対象となります。一家の大黒柱としてのイメージと子育てをするいいパパのイメージ、今はその両方を兼ね備えておかなければなりません。

こういった背景には「女性の社会進出」が挙げられます。
家にいることが当たり前だった女性が、今では男性と肩を並べ仕事をすることができる時代となりました。
しかし、子供ができた時、会社での境遇の違いには大きな隔たりがあります。女性は家庭を優先するというイメージから、大きなポストは与えられず、給料の格差も男性と比べると開きが出てしまいます。
そのような性差の問題は世界中であることなのですが、今回のように働き盛りの男性、しかも企業のトップが育児休暇をとるということは、その今までの古い価値観を壊す事ができるという可能性を示唆しています。

稼ぎ頭がもし女性の場合、育児休暇をとろうとしても生活に支障が出てしまうため長期の休暇はとりにくいといったケースになりかねません。しかし、男性が率先して育児休暇をとるのが当たり前の世の中になると、その問題は解決する事ができ、一つの家庭に新しいライフスタイルの可能性が提示されることになります。

女性が働きやすいように男性が考慮する。そして、家事、育児に専念するために「寿退社」をするのが男性になる可能性も見えてきますよね。
これは、女性の潜在的な収益力の増加に繋がります。
会社にとっても、性差関係なく有能な人材を確保するために必要なバックグラウンドといえるかもしれません。

日本の男性における育児休暇の現状

日本における育児休暇の推進は数年前から打ちだされてきましたが、過去5年間で1.5%~2.5%程度で推移しており、大きな変化は見出せないのが現状です。その背景には「パタハラ」という問題があるといいます。

パタハラとは?

”パタハラ”とはパタニティー・ハラスメントの略です。パタニティーとは英語で父性を意味し、男性の育児参加においての父性を権利を、会社の上司などが侵害する行動、言動をパタハラと呼びます。


「マタハラ」という言葉は有名だと思います。マタニティーハラスメントは女性が妊娠や出産する場合に、業務に支障をきたすという理由で退職を促す嫌がらせの行為ですが、パタハラはその逆で仕事に縛り付けようとすることです。

日本労働組合総連合会(連合)の調査によると 職場でパタハラをされた経験がある人は、男性全体の11.6%もいます。

出典:patahara.blogspot.jp

育児休暇に厳しい企業では、世代が上の人は「男はそんなことをしない」と笑い飛ばすでしょうし、「プロになるか、平凡なままでいるか選べ」という内容の事を告げられるでしょう。
まだ男性は仕事以上に優先するべきことはないという認識が根強く残っている社会のコミュニティの中に生息しているのです。

女性の産後うつについて

パタハラを語るうえで忘れてはいけないのが女性の産後うつです。


産後うつは、育児への疲れ、ストレス、プレッシャーが原因となり、本格的なうつ病へも繋がってしまう心の病です。
産後3ヶ月以内に発症するといわれており、周りに頼る人がいない人ほど発症しやすく、全てを一人で抱え込んでしまい身動きが取れなくなってしまいます。

産後うつの問題

産後うつ中は自分のお腹を痛めて産んだ子であっても、残念ながら余裕がなく可愛く見えなくなってしまいます。そして、それが原因となりまだ幼い子に暴力を振るってしまうのです。

ふと我にかえった時に自己嫌悪し、またうつになってしまうという悪循環のループから抜け出せなくなってしまいます。

もちろん子供の精神衛生上にもよくありませんし、心にも傷を残してしまう場合があります。

育児休暇できない「パタハラ」と追い詰められる「産後うつ」

妻を助けたいのに何もできない夫、子供を傷つける可能性に怯える妻、その関係は非常にかみ合わず、少しずつ、しかし確実に一歩一歩、夫婦関係の崩壊へと足を進めます。

どちらも悪くないのに、必死に頑張っているのに、吐き出す対象が相手しかおらず、愛を育みせっかく生まれた小さな命が逆に二人の障害となってしまう…こんなに悲しいことが他にあるでしょうか。

「産後うつは大変なこと」とシングルパパが去った母親にメッセージを

出典:www.facebook.com

この男性は「リチャード・ジョンソン」さん。産後うつが原因で去ってしまった妻の代わりに娘のペルセフォネちゃんを一人で育てているシングルファーザーです。

彼は、育児書、動画サイトで1000時間を越える時間を使い、髪の編み方、ネイルのやり方、子育ての方法を見て、娘に対して真摯な態度で向き合う尊敬すべき父親です。
彼がその思いのたけをFacebookに残すと、周りから非常に多くの賞賛を受けました。しかし、中には賞賛だけではなく、出て行った奥さんについての批判も見受けられました。
その時、批判した人たちへ送った彼のメッセージは

娘の母は素晴らしい女性です。彼女に対しネガティブな事をどうか言わないでください。例えどんな事があったとしても彼女は私の子供の母です。私は彼女の最高の幸せがただ一つの願いです。これは娘にもそう教えるつもりです。産後うつは本当に悲劇的なものであり、彼女だけに責任を押し付けたくはないのです。

出典:www.facebook.com

リチャードさんは子供のことで悩み、夜泣きながら眠りに着いたことも度々あるといいます。
1人で2役をこなさなければならないその辛さ、育児を経験したことのある人であれば理解ができるのではないでしょうか。

しかし、その辛い日々の中、娘が初めてのハイハイをし、その際にリチャードさんに近づき自分の頬に手をそえてじっと目をみつました。
その時、リチャードさんは幸せになるための戦いを心から決意しました。

彼は人柄によるところも大きいと思うのですが、育児に触れることで産後うつへの理解は非常に深まります。

日本で育児休暇は本当に必要?

さて、ここでまた最初の話題に戻ってしまうのですが、日本においてハラスメント問題となる育児休暇。男性も女性も対象となり、仕事を優先する風潮というものは一朝一夕では変えれません。また、育児休暇中は給与が半分になるなど生活面でも厳しいため、申請はできるけれど生活に支障をきたすので取得されないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、育児は待ってくれませし、周りの意識が変わるのも何年、何十年とかかるでしょう。
早急に問題を解決しなければならない!そんな時は産後のケアについて注目してみてください。

「産後院」という名前を耳にしたことがありますか?エステ、体に優しい食事の提供、助産師への相談など、産後のケアが充実している場所のことなのですが、1週間で数十万円の費用がかかるにも関わらず予約が殺到するという驚きの結果となりました。

求められているのは産後のケア

妊娠、出産はホルモンバランスが崩れ情緒不安定になりやすく、体の負担も非常に大きいものです。それにくわえ、3ヶ月頃まではろくに睡眠もとれず授乳をしなければならないので休む暇もありません。
この時に感じた不満というのは後になっても蓄積します。家事や育児に男性が非協力的だと、その時の経験が基になり離婚へと繋がるケースも少なくありません。
そんな時、活用すべきなのは産後ケアのサービス。
自治体での取り組みも積極的に行われており、デイケアが7日間まで1日3000円で受けられたりと、非常にリーズナブルな設定になっています。

産後に情緒不安定になり、夫が育児休暇をとれないのであれば自治体のサービスを調べてみてください。子育て支援課などで、詳細な情報を教えてくれたりするので、たまに市役所、区役所に足を運び、溜まったものを吐き出す機会を作りましょう。

自分だけじゃないとお互いに思うこと

諸外国に比べると、産後ケア、パタハラ問題などを含め、日本はあまり進んでいない国です。

男性は仕事が忙しいと「うつは甘え」という考えで相手に接してしまう場合があります。女性はうつ気味になってしまうと「誰も頼りにならない」という考えに陥ってしまいます。
このパタハラと産後うつを解消するために、お互いに出来ることを探さなければなりません。
リチャードさんのように、育児に対して熱心に取り組めば産後うつについての理解も深まります。旦那さんのように家庭を支えるために仕事をしていれば、仕事を休むための苦労を奥さんは知ると思います。
どちらが悪いではなく、どちらも頑張っているがゆえの衝突です。

お互いについて理解し、生まれた命を素直に喜ぶために夫婦で踏ん張ってみてください。きっと一緒に頑張ったと思えるのであれば、それは先になっても夫婦間の自信に繋がることだと思います。

今後、日本で産後ケアについての取り組みが活発化していけばいいですよね。

ここまで長い文章を読んで頂きありがとうございました。思っていた以上に子供が産まれた後は辛く、苦しい日が待っていますよね。そんな時は子供の目を見て「愛している」と言ってあげてください。その言葉はきっと自分も救ってくれる言葉です。

      2016/09/28

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