顎ニキビは大人ニキビの代表格。繰り返しできてしまい、治りにくく、またできる原因も複合的なので、とても厄介なニキビです。ここでは顎ニキビの原因と治し方を解説いたします。
目次
そもそもニキビは、できる場所や年齢、性別を問わず、下のような流れでできてしまいます。
(1)お肌の乾燥や皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まる。
(2)詰まった毛穴の内部で皮脂が溜まる。(=白ニキビ、黒ニキビ)
(3)溜まった皮脂を養分にアクネ菌が増殖する。
(4)アクネ菌を抑えようと肌が戦い、炎症を起こす。(=赤ニキビ)
(5)炎症を起こした毛穴に膿が溜まる。(=黄ニキビ)
顎ニキビができるのには、「体の外側」に原因があるというよりは、ホルモンバランスや生活習慣などが大きく影響しており、「体の内側」に原因があることが多いです。また顎は、汗こそあまりかきませんが、そもそも皮脂腺は多く、乾燥しやすい箇所なので、毛穴が詰まり、ニキビができやすい箇所と言えます。
顎ニキビの原因としては次のことが挙げられます。
ではひとつずつ見ていきましょう。
男女共通して顎ニキビの大きな原因のひとつとして挙げられるのが、ホルモンバランスの乱れです。日々のストレスや睡眠不足、環境の変化などにより、ホルモンのバランスは簡単に乱れてしまいます。この場合の「ホルモンバランスの乱れ」は「男性ホルモンが通常よりも多く分泌される」という意味合いです。
男性ホルモンは皮脂の分泌を促す作用があり、いつもより男性ホルモンが多く分泌されることで、皮脂の過剰分泌を招き、皮脂腺の多い顎ではこれが毛穴の詰まりや、ニキビの原因となります。
また女性の場合は、月経前にホルモンバランスが崩れます。この時期は黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、それにより皮脂が過剰に分泌し、ニキビができやすくなります。
顎ニキビのできる原因には「間違ったスキンケア」も挙げられます。具体例を下記に挙げます。
・洗顔が雑で皮脂汚れがしっかりと落とし切れていない。
→皮脂汚れはニキビの原因となります。
・皮脂を気にするあまり、洗顔料を使った洗顔を1日に数回してしまう。
→頻繁な洗顔はお肌に必要な皮脂も取り除いてしまい、乾燥を招いてしまいます。
・洗顔後の保湿を怠ってしまう。
→お肌の乾燥を招いてしまいます。
・洗顔時のすすぎで洗顔料がしっかりと洗い流せていない。
→洗顔料の油分がニキビの原因に繋がります。
・男性の場合、髭剃り後の保湿を怠ってしまう。
→お肌が乾燥し、ニキビの原因となります。
以上のような間違ったスキンケアが顎ニキビへと繋がります。
手や紫外線など、外的刺激もニキビの原因となります。
手には普段雑菌がたくさん付着しています。できてしまったニキビを手で触ると、当然ニキビを悪化させてしまいますし、最悪の場合、ニキビを潰してしまい、ニキビ跡が残ってしまう可能性もあります。ニキビができていないときでも、頬杖などで顎に触れることは多く、また手以外にも、衣服を脱いだり着たりするときに擦れることが刺激となり、ニキビに繋がる場合もあります。
ニキビの原因となる外的刺激のひとつとして紫外線も挙げられます。紫外線は長時間浴びると、アクネ菌を増殖させることに繋がり、結果的にニキビができやすくなってしまいます。
この章では、前章を踏まえて、顎ニキビを改善させるためのセルフケア方法を解説いたします。
顎ニキビのケアとしては主に以下の3つが挙げられます。
(1)ホルモンバランスを整える
(2)適切なスキンケアを行う
(3)外的刺激を避ける
ではひとつずつ見ていきましょう。
ホルモンバランスは、ストレスや睡眠不足、食生活など、簡単なことで崩れてしまいます。実際には日々の生活からストレスを排除するのは難しいですが、睡眠や食事など、見直せるものから見直していきましょう。
睡眠は、6〜8時間の睡眠をしっかりと取ることが重要です。特に入眠直後の3時間は成長ホルモンが分泌され、成長ホルモンはお肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)を促す作用があるので、質の高いものにしたいところです。そのためには副交感神経を交感神経よりも活発に働かすことが必要です。以下を心がけましょう。
・就寝の2時間前には食事を済ませておく。
→血糖値が下がっていると副交感神経が活発に働きます。
・就寝の1時間前には入浴を済ませておく。
→体温の高くない状態で眠る方がリラックスでき、副交感神経が優位になります。
・就寝の直前までIT機器を使用しない。
→光を放つ画面が目からの刺激となり、交感神経が活発になってしまいます。
またホルモンバランスを整えるには、バランスの良い食事も重要です。特に健康なお肌を作るのに欠かせないタンパク質やビタミン類は積極的に食事に取り入れましょう。具体的には下記の食品です。
- 積極的に摂りたい食品
- ビタミンA … 皮膚の免疫を上げる。鶏レバー、豚レバーなど。
- ビタミンB群 … 皮脂分泌をコントロール。納豆、卵、まぐろ、レバーなど。
- ビタミンC … ニキビの炎症を抑える。美白効果。果物、ブロッコリー、ピーマンなど。
- タンパク質 … お肌を作る根本的な栄養素。ビタミンなどの運用も行う。鶏ささみ、かつお、煮干し、うなぎなど。
顎ニキビの改善、予防には、毎日のスキンケアも重要な役割を果たします。洗顔で皮脂汚れや毛穴の詰まりを取り除き、保湿もしっかり行うことでお肌は健康なものになり、ターンオーバーも正常化していきます。このことが顎ニキビの改善、予防に直結するのです。
毛穴の詰まりを解消する洗顔方法についてはこちらの記事をご覧ください。
保湿に関してはビタミンC誘導体の配合された化粧水やセラミドの配合された美容液などがおすすめです。
●ビタミンC誘導体の効果
・皮脂分泌のコントロール
・消炎作用
・美白作用
・コラーゲンの生成促進など
●セラミドの効果
・お肌のバリア機能を強化する
・お肌のハリを内側から支える
おすすめの商品はこちらの記事をご覧ください。
洗顔時においては、洗顔料がしっかりと顎まで行き届いているか、またすすぎのときは洗い残しがないか、化粧水や美容液はムラなくつけることができているか、など、普段何気なく行っているスキンケアを見直すことがニキビ改善の第一歩です。
手や髪の毛は想像以上に雑菌が付着しているので、できているニキビに手で触っていけないのはもちろん、髪の毛が触れるのも避けるようにしましょう。
入浴時に、シャンプーやトリートメントなどの洗髪料や入浴石鹸などが洗い残っていても刺激となり、毛穴の詰まりやニキビの原因となります。しっかりと洗い流しましょう。
また顎は帽子などを被っていても、紫外線を遮りにくい場所です。紫外線対策として日焼け止めを塗るのも効果的です。
洗顔で皮脂汚れや毛穴の詰まりをきっちりと取り除くことがニキビの改善・予防に繋がります。ニキビ対策として、ニキビケア専用の洗顔料や化粧水も販売されており、それを取り入れるのも非常に効果的です。
編集部がおすすめするのは、ビーグレンのニキビケア用スキンケア商品です。
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● ビーグレン『クレイウォッシュ』
ビーグレン『クレイウォッシュ』は洗顔料です。こちらには天然のクレイ成分「モンモリロナイト」が配合されています。モンモリロナイトには皮脂や古い角質、ニキビ菌などお肌の汚れのみを吸着させる性質があり、この洗顔料はその性質を利用し、肌を傷めず、すっきりと洗い上げてくれます。
○ 購入方法:公式HP
○ 価格:4,212円(税込)・150g
○ モンモリロナイト配合 / 4種類の美容成分
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● ビーグレン『クレイローション』
こちらはニキビケア用の化粧水です。この化粧水にはグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。グリチルリチン酸ジカリウムは古くから生薬として用いられている成分で、ニキビの炎症を優しく抑えてくれます。
またニキビなどのトラブルでお肌のバリア機能は弱まります。配合されている天然クレイは、この不安定なお肌を膜を作り、優しく守ってくれるのです。
○ 購入方法:公式HP
○ 価格:3,700円・120ml
○ グリチルリチン酸ジカリウム配合 / 天然クレイ配合
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● ビーグレン『Cセラム』
こちらはピュアビタミンCが配合された美容液です。
「ピュアビタミンC」は即効性の高いビタミンC。本来、化粧品に配合するのが難しい成分ですが、ビーグレンは独自技術を開発し、ピュアビタミンCを角質層の奥にまで届け、とどめさせることに成功しました。
ビタミンCには、ニキビの炎症を抑える効果や、皮脂をコントロールする効果などが期待でき、ニキビにお悩みの方にぴったりの美容液となっています。
○ 購入方法:公式HP
○ 価格:4,700円(税抜)・15ml
○ ピュアビタミンC配合 / 無着色、無香料、アレルギーテスト済み
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現在(2017年9月)、ビーグレンの公式HPではここでご紹介した洗顔料と化粧水、美容液とさらに保湿ジェルがついたお得な「ニキビケアトライアルセット(税込1,944円)」を販売しています。まずはこちらからお試しになることをおすすめいたします。
顎にできるニキビは体の内側と外側、両方からのケアが重要です。生活習慣を見直し、毎日のスキンケアをしっかりと行うことでニキビのない健康的なお肌を目指しましょう!