鼻の毛穴がポツポツと黒ずんでいる… そんな状態になってしまった鼻のことを「いちご鼻」といいます。いちご鼻でお悩みの方は結構多く、いわゆる”目立つ毛穴対策”の洗顔料やクレンジング料などは数多く販売されています。でも実際いちご鼻を治すにあたって、何が効果的なのか迷ってしまいますよね。そんなあなたに向けて、ここでは、いちご鼻の正しい解消法をご紹介いたします。
目次
鼻の毛穴が黒ずんでいて目立つ…そんな悩みをお持ちのあなたは「いちご鼻」かもしれません。
まずはいちご鼻の特徴と原因を解説しますので、自分が本当にいちご鼻かどうかを把握しましょう!
いちご鼻は、鼻の毛穴に大きくなった角栓が詰まっている状態です。特徴としては、下記が挙げられます。
●毛穴が開いていて、大きな角栓が詰まっている。
●毛穴が黒ずんでいる。
●触るとざらざらしている。
いちご鼻ではなく、頬などの毛穴の詰まりに悩む方はこちらの記事をご覧ください。
いちご鼻になってしまう直接的な原因は、「巨大化した角栓が鼻の毛穴に詰まり、時間の経過とともに酸化し、その表面が黒くなる」ところにあります。
角栓は古い角質と皮脂が混じり合ったもので、健康なお肌にも存在しており、本来であれば、お肌のターンオーバーとともに排出されます。しかし、お肌が調子を崩すと、正常に排出されなくなり、角栓はどんどんと巨大化。結果的に毛穴を詰まらせてしまうのです。
では、なぜ角栓は大きくなってしまうのでしょう。角栓が大きくなる要因としては下記が挙げられます。
●お肌の乾燥し、古い角質がボロボロと剥がれる。
●皮脂が過剰に分泌される。
●メイクが落とし切れておらず残っている。
これらのことを考え合わせると、いちご鼻を根本的に治すには、角栓を巨大化させないことが重要になってきます。
そうなると手段は決まってきます。クレンジング・洗顔を正しい方法で行い、その後のしっかり保湿することで、お肌のターンオーバーを正常化させ、健康的なお肌を作るしかないのです。
いちご鼻を治すには、「乾燥せず、皮脂も必要な量しか分泌しないような健康なお肌」を目指すことが最短ルートです。そこで最も重要なのは、「洗顔」です。
洗顔では、古い角質や皮脂、汗などを洗い流します。先ほどもお伝えしたように、古い角栓や皮脂が角栓を大きくするので、洗顔は正しく、しっかりと行う必要があるというわけです。
またその後の保湿も怠らないようにしましょう。保湿を怠ってしまうと、お肌が乾燥するのはもちろんのこと、乾燥したお肌を潤わそうと、必要以上に皮脂が分泌されてしまいます。
- 正しい洗顔で古い角質や余分な皮脂をしっかり落とす。
- 洗顔後は保湿を忘れずに!
- 顔の表面についた汚れを洗顔できっちり落とし、しっかりと保湿することが、健康的なお肌を作る第一歩。いちご鼻解消への最短ルートです。
いちご鼻を治したい方にとって、最も重要なのが、「洗顔を正しく行う」ことです! 洗顔方法が間違っているとせっかくの洗顔も効果半減です。以下、正しい洗顔方法とNGポイントを見ていきましょう。
(1)手を洗う。
汚れた手はニキビの原因になるので要注意!
(2)顔を水だけで洗う。
水で洗い流せる汚れはあらかじめ落としましょう。その際の水の温度は32℃くらい。ちょっと冷たいな、くらいが目安です。
(3)洗顔料を泡立てる。
「泡はより多く、よりきめ細かく」がポイントです。というのも、泡が多いと、手が直接肌に触れることがなくなり、摩擦による肌の負担を軽減させることができるのです。また、きめの細かい泡は毛穴の奥の汚れまで洗浄してくれます。
(4)泡を顔にのせる。
泡でゴシゴシと擦るのはNG! 泡はお肌についた瞬間に皮脂などの汚れを吸着させてくれます。おでこや鼻など、皮脂の分泌の多いところは、くるくると円を描くイメージで泡を顔に押し当てましょう。あくまで優しくです。順番は下記が一般的です。
●洗う順番
1.Tゾーン(おでこ、鼻、あご)
2.頬
3.こめかみ
4.まぶた、口元
(5)泡をすすぐ。
泡が全く残らないようにすすぎましょう。泡(=洗顔料)は「洗剤」です。お肌に少しでも泡が残っていると、それは刺激や負担となり、肌荒れやニキビの原因となってしまいます。(2)のときと同様、32℃くらいの水で、最低15回から20回はすすぎましょう。
※洗顔料を顔に乗せる時間は長くても30秒が目安です!
(6)タオルを当て、水分を取る。
タオルは清潔なものを使いましょう。またタオルでお肌をゴシゴシと擦るのは当然NGです! 優しく当てて、水分を吸わせましょう。
何度も言いますが、洗顔料は「洗剤」です。できるだけ肌に置く時間を減らしたいところです。正しい洗顔のポイントは、
●こすらず、優しく!
●手早く30秒以内に!
いくら洗顔方法が正しくても、頻繁に洗顔すると必要な皮脂まで落としてしまうことになり逆効果。朝晩1回ずつの正しい洗顔で、十分ケアできるはずです。
いちご鼻を治すには、洗顔がとても重要だということをお伝えしました。では、どんな洗顔料を使えばよいのでしょうか。
cololier編集部がおすすめしたいのは、クレイ(泥)成分が配合された洗顔料です。クレイ成分には、汚れや皮脂を吸着させる性質があり、洗顔料に配合されていると、その細かなクレイ成分が開いた毛穴に残った汚れや、毛穴の詰まり、余分な皮脂を吸着してくれるのです。
またクレイ成分には、美白効果や殺菌効果なども期待され、お肌へのメリットが多い成分と言えます。
cololier編集部がおすすめしたい洗顔料はこちらです。
編集部がいちご鼻ケアにおすすめする洗顔料は、ビーグレン『クレイウォッシュ』です。
数多くのクレイタイプの洗顔料がありますが、この洗顔料には特筆すべき点があります。
それは配合されているクレイがマイナスイオンを帯びているということ。これはビーグレン社が独自で開発したもので、超微粒のクレイ成分が毛穴に残った古い角質や余分な皮脂(どちらもプラスイオンを帯びています。)をしっかり付着させて取り除くことができるのです。
さらに美肌に必要不可欠なビタミンCも配合。毛穴の引き締めにも1役かっています。
○ 購入方法:公式ページより
○ 価格:1,890円
○ 特徴:超微粒クレイ成分、ビタミンC配合
またいちご鼻の他にも毛穴トラブルは存在します。それらを改善するには、そのトラブルに合った洗顔料を使用することが効果的。
こちらの記事もぜひ参考になさってください。
正しく洗顔した後は、しっかりと保湿をしましょう。ここで保湿を怠ってしまうと、お肌はまた乾燥状態に。せっかくきっちりと洗顔しても、お肌を乾燥させてしまうと毛穴が詰まりやすい状態になり、いちご鼻の原因となってしまうのです。
以下、化粧水のつけ方をご紹介します。手でつける方法、コットンを使用する方法の2パターンありますが、手の方がお肌に優しいので、ここでは手で化粧水をつけることを前提とします。
1)化粧水を手にとり、手で軽く温める
まずは、化粧水を手にとり、両手で人肌位の温度になるように温めましょう。この作業をすることで、肌への浸透に驚くほど違いが出ます。
2)手で顔を包むように
顔を叩くようにして化粧水を肌に馴染ませると奥に入るというのは間違ったやり方。叩くと柔らかい肌を傷つけることになり、肌への負担となります。
手の温度を肌に伝えるように包み込みながら浸透させていきます。
3)顔全体にムラなく馴染ませる
再び化粧水を手にとり、1)、2)と同じやり方で乾燥しやすい部分につけていきましょう。顔全体に化粧水がなじんだら完了です。細かい部分は指の腹を使うとなじませやすいですよ。
化粧水をつけるときのポイントとしては次のことが挙げられます。
- 【化粧水をつけるときのポイント】
- 洗顔後すぐに!
- 量は多すぎず! 製品に記載されている用量を守りましょう。
- 毛穴の気になる箇所からつけましょう!
編集部がいちご鼻の方におすすめする化粧水はこちらです。
編集部がおすすめしたい化粧水は『サエル ホワイトニング ローション クリアリスト』です。
この化粧水はポーラグループのブランド「ディセンシア」の商品ですが、ディセンシアは、80年以上もの間独自の研究を重ね、”敏感肌・乾燥肌を守るため”の特許技術を開発しました。詳細は商品公式HPをご覧いただきたいのですが、この化粧水にもその技術があますところなく注がれています。
やみつきになる潤いは編集部で話題にのぼるほどです。
○ 購入方法:公式ページ.ドラッグストア
○ 価格:1,480円
○ 30日間返品保証付き、特許技術取得、ビタミンC誘導体配合、
いちご鼻にお悩みの方の中には、早く治したいあまり、ついつい即効性のあると言われている毛穴ケアに手を出してしまう方も多いようです。しかしそのほとんどはあくまで一時的な効果しかなく、さらにはお肌に負担となるようなケアもありますので、十分に注意しましょう。
下記にNGポイントをまとめてみました。
●毛穴パック、角栓除去シートを頻繁に使用する。
強力な粘着力で物理的に角栓を取り除く毛穴パックですが、角栓除去シートですが、角栓とともにお肌に必要な皮脂まで奪ってしまいます。毛穴ケアの最後の手段として用いる程度に回数を押さえて、頻繁に使用するのは避けましょう。回数の目安はお肌のターンオーバーに合わせると、月に1度くらいです。
●指やピンセットで力ずくで角栓を取り除く。
これは当然NG! 毛穴の周りのお肌を傷つけてしまいます。
●頻繁に洗顔する。
毛穴の黒ずみを気にするあまり、頻繁に洗顔する方も多いようです。これも必要な皮脂まで洗い流してしまい、逆にお肌の乾燥を招いてしまいます。朝晩1回ずつの洗顔で十分なケアができます。
●刺激の強いピーリング洗顔料を使用する。
不要な古い角質を溶かしてくれるピーリング洗顔料自体は、決められた用量、用法を守って使用する分には問題ありません。しかしそもそもピーリングはお肌に負担がかかるので、お肌の弱い方は避けた方が無難かもしれません。
繰り返しになってしまいますが、いちご鼻を根本的に解決するには「洗顔」と「保湿」が最短ルートです。焦らずじっくり治していきましょう!
いちご鼻を根本的に治すには、シンプルに「正しい洗顔と保湿を日々続けること」が最も効果的です。焦って間違った毛穴ケアに手を出すことなく、健康的なお肌を目指しましょうね!
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