ファーストキスは大事な思い出ですよね。そんな愛情表現に欠かすことのできない「キス」。実はそんなキスにも相性があることをご存知でしたか?遺伝子レベルで相手との相性診断ができてしまうキスの科学をご紹介!
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愛する人とのスキンシップの代表のキス。相手との相性がこれだけである程度わかってしまうといいます。ニューヨークの心理学者によると、男性の59%、女性の66%がキスの相性の不一致で別れてしまったという結果があるほど、キスは恋愛関係において重要なツールなのです。
キスは動物の母親が口移しでエサを与える行為が起源とされていますが、それが転じ、今のような愛を表現する方法となりました。動物は、口の中で多くの情報を得るといいます。人間も例外ではなくて、無意識ながらも相手の遺伝子レベルの情報をキスによって得ていて、キスの相性が悪いのであれば、相手と遺伝子レベルでのマッチングが出来ていないということになります。
男性はキスをすると脳内のストレスホルモンの値が下がり、愛情ホルモンの値が上がるといわれています。キスをすることによって、ストレスが和らぎ恋愛感情を高めているのです。
また、男性は女性と比べると情熱的なキスを好む傾向にあるそうです。
アメリカの人類学者によると、男性は女性の唾液の中にある「エストロゲン」という女性ホルモンを舌で感知し、相手の健康状態、免疫情報を探っているそうです。自分の子孫を残すための繁殖能力について判断するための男性にとって重要なツールがキスなのです。
女性は、男性と違い両方のホルモンが下がるという結果が出ています。キスでストレスは下がるけど、恋愛感情をキスで高めているわけではなさそうです。しかし、ムードの良い場所でのキスでは、恋愛感情が高まったという実験結果が出ています。
女性の脳は男性と比べると社会性が強く、自分を客観視する傾向があります。そのため、相手がムード作りができるかどうかという点で、相手の社会性を確認して判断しているといいます。
自分と違う菌を持つ人とのキスによって、例えば早産や流産を引き起こす可能性があるウイルス(サイトロメガウイルス)に感染しないように免疫力を高めたり、自分の子供が健康に育つために遠い免疫を持つ人との交換を無意識で望んでいます。そのため、キスの相性が悪いと思う相手は、免疫が近く、自分にとってあまり免疫力が上がらないと無意識に判断しているのかもしれません。
カナダの大学の研究者によると、出勤前にキスをして家を出るカップルは、そうでないカップルに比べると仕事の欠勤率が低く、交通事故に遭う確立も低く、収入は25%高く、寿命は5年長いという実験結果が出たそうです。
自分が幸福であれば、他人に対して優しくなれるという言葉通り、余裕があるかないかの違いかもしれません。
それが仕事にもいい影響を与えて、収入に直結しているようですね。
寿命に関しては前述の通り、免疫の交換が重要な要素になっているかと思います。たかがキスの相性、されどキスの相性です。侮らないで自分の感覚に任せて恋愛するというのも大事なのかも・・・
いかがだったでしょうか。私たちが思う以上にキスには重要な要素があり、相手との関係を見定めるために必要なツールであるといえます。キスによる無意識の相性診断、信じてみてもいいかもしれませんよ!