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3月11日から5年。その時ディズニーランドで起きていた出来事をお伝えします

3月11日から本日で5年たちます。震災を忘れない。人と人が協力していくことの大切さを 再認識させてもらえる出来事です。 被害に合われた方達の事を考えて再度復興について考えていきましょう

3月11日でのディズニーランドで

28年間秘密にしていたバックヤードを

解放した理由

「夢の国」であるディズニーランドで

楽しいひと時を過ごしていた人たちは突然襲う激しい揺れ。

「これもアトラクションのひとつか?」と思った人もいたかもしれない。

しかし、収まるらない揺れにようやく自分たちが大地震に見舞われたことがわかった。

そうなったが最後、人は大きく動揺する。

泣き叫ぶ子供たち。

その場から逃げようと無我夢中になる人々。

広い園内が大パニックに陥ろうとした、そのとき場内に男性のアナウンスが流れた。

震災発生から約40秒が経過していた。

「皆様におしらせいたします。ただ今、地震がありました。建物のそばにいらっしゃる方は建物から離れて広いところでお待ちください。」

「地震と園外の状況は、確認が取れ次第、ゲストの方々におしらせします!」

そして、沈着冷静に行動する1万人のキャストたち。

「頭を守ってしゃがんでください!」

「どうぞ その場から動かず、お座りになってください!」

と声をかけながら、不安で怯える来園者に駆け寄り、心身のケアを行う。

これが、70,000人もの来園者を一切混乱させず、

無事避難誘導した東京デイズニーリゾートのキャストたちの活躍の始まりだった。

東京ディズニーランドでは、震度6、

来場者10万人を想定した防災訓練を、年間実に、180日行っている。

加えて、5万人が3~4日過ごせるだけの食糧を備蓄している。

万が一の事態が起こり、客が怪我をしたり、

最悪の死という状況に至ったりすれば、「夢の国」のブランドが嘘になる。

想定外を想定内にしておく備え。

それがあってこそ、日常を忘れて虚構世界に浸ってもらうことが可能になる。

それが本当の安心・安全。

「全てはゲストのため」。

その哲学がスタッフ一人ひとりに浸透していた。

午後3時22分には社長をトップとする「地震対策本部」が設置された。

ディズニーランド、ディズニーシー統括責任者    ↓ エリア統括者    ↓ アトラクション責任者    ↓ スタッフの順にピラミッド型に構成される。

これにより、現場の判断と指揮命令がスムーズに行き来し、

全社員が総力を上げて事態に対応することができた。

現場レベルで判断できない重要事項を総括本部が決定する間、

全従業員の90%を占めるアルバイトスタッフが各々の活躍を見せた。

あるスタッフは店頭のぬいぐるみ「ダッフィー」

を持ち出し「これで頭をお守りください」と差し出した。

防災ずきん代わりに使用してもらうためだ。

別のスタッフは、店頭販売のクッキーやチョコレートを無料で配布。

「必ず皆様のお手元に届けますので、その場に座ってお待ちください」

と、混乱が起きないように声をかけながら。

これらの行動は、誰からも命令されていない。

独自に作った地震対策基本計画に基づく防災訓練で、

使えそうなものは何でも使用してよく、ゲストの安全確保のためには、

たとえ店舗の商品であっても率先して提供してよいとされている。

それを受け、各スタッフが自分なりに動いたのだ。

夕方、ディズニーランドには、雨が降り出し、

気温10度までに冷え込んできた。

その際もスタッフたちは自主的に行動した。

お土産用のビニール袋や青いゴミ袋を雨カッパ用に提供、

それでも足りなかったため、ダンボールまで取り出した。

ゴミが散乱して園の美観が損なわれることは、「夢の国」にあってはならない。

普段は食料の持参を禁止するほど、景観維持を徹底している。

なのに、美観を汚すことしかならないダンボールを持ち出した。

スタッフたちが、いかに来園者の安全第一に考えていたかがわかる。

心のケアもスタッフたちは忘れていない。

お土産袋を渡しながら「皆さん、お土産袋お持ちですか?そして皆さん

、お土産袋に″隠れミッキー″(ミッキーマウスの形)がいるっていうのは

ご存知ですか?よろしければ探してみてください。」

と声をかけたスタッフ。

また、シャンデリアの近くにいたため、

余震の恐怖に怯える子供たちには

「皆さん大丈夫です、僕はシャンデリアの妖精ですから。

なにがあっても皆さんを守ります、大丈夫です」

と明るく笑顔で話した。

スタッフだけではない。

「夢の国」を支える肝心のキャラクターたちも大活躍 。

地震発生直後、パレード中だった

ウエストランドではパレード車が緊急停止。

自分で車から降りられない状態に。

しかし、ミニーや妖精の外国人たちは、

救出されるまでの数十分間、来園者たちに手を振り続けた。

スタッフ、キャラクターの冷静かつ愛情あふれる行動が、

不安の絶頂にある人々を勇気付け、なぐさめた。

夜,帰宅できない2万人がここで一夜を過ごすことになった。

まだ交通機関が不通になっている。

そんな状態で園外に出れば多くの人が路頭に迷ってしまう。

ならば園内で十分に休んでもらい、

外の状況が落ち着いてから帰宅してもらおうという判断によるものだ。

早く来園者を建物内に入れたい。

しかし、そのためには、建物の安全確認が必要だった。

そこで、先に、点検が済んだディズニーシーへ移動してもらうことに。

普段、ランドとシーへの行き来は、

ディズニーリゾートラインという乗り物を使用する。

だが当然、電気の供給は止まっているから動かせない。

一般道路を歩いての移動は大きく回り道になるし、

その上、液状化現象を起こしている。

そこで、開園以来28年間守ってきた掟を統括本部は破ることに。

従業員専用のバックヤードと

呼ばれる通路の開放である。

これにより、短距離でかつ安全に

ディズニーシーへと移動することができる。

そこは、配線や基盤がむき出しになった工場のような空間。

「夢の国」を支える裏側を見せることは。

しかし、スタッフが開ける扉の

先に広がる光景に来園者は目を奪われた。

何百人ものスタッフがペンライト片手に両サイドに並び、

光の道を作っていたのだ。

2つの「夢の国」をつなぐために開放された無機質空間が、

突如感動的な演出により、夢の通路へと変貌した。

来園者の安全を最大限に確保しつつ、

「夢の国」のイメージも演出する。

ディズニーランドが見せた、プロが成せる術であった。

支給された毛布を使用し、無事に2万人は夜を過ごした。

非常食の温かい「ひじきご飯」もふるまわれた

こうして、東京ディズニーランドでの長い一日が終わった。

その後、4月15日まで東京ディズニーランドは閉園した。

再開時には、ミッキーやミニーとの

再会を待ちわびたファン1万人が列を成した。

3月11日から5年、改めて復興等に力を入れて行かなければなりません。 決して忘れてはいけない事だと思います。

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