冬になると冷え性の人は色々と対策をすると思います。でも、体にいいと思ってやったことが逆効果になってるかも…
目次
- 靴下を履いたまま寝る
- 体は寝る準備を始めると冷たくなる
- 靴下を履くとどうなるの?
- 足先の冷え対策
- ヒート系インナーを着て寝る
- ヒート系インナーの仕組み
- 睡眠時のヒート系インナーが及ぼす影響
- 綿100%かシルク100%のインナーがオススメ
- 寝る前に”熱い”お風呂に入る
- 身体の芯が温まらない
- やっぱり半身浴が効果的
指先、足先が冬は冷えますよね。
冷え性の痛みをどうにかするためにゆっくりお風呂に入った後、寝る前に靴下を履く方も多いのではないでしょうか。気軽に対策できる便利なアイテム!・・・と思いきや、実はこれ冷え性に対してあまり良くないとされているんです。
え、なんで!?と驚かれる方もいるかもしれませんが、絶対にダメというわけではなく、普通の靴下で考えると良くないとされています。
種類や使い方によって効果は変わるので、色々と説明していきたいと思います。
活動的な日中の時間は体温が上昇し、夜になるとたまった熱を下げるために手足先の血管を膨張させて、血液を増やすことで熱を下げます。
また、体の熱の多くは筋肉で生み出されます。
そのため、男性よりも筋肉量の少ない女性は冷えに悩む方が多いのですが、更にストレスを抱えていたり、寝る直前までPC、スマホをいじっていたりすると、体が緊張してしまい熟睡できなくなります。
熟睡ができないことにより、自律神経が乱れ、血流が悪くなり、体の冷えに繋がってしまうという事態が起こります。 体の冷えは、外部からのものよりも内部からの影響の方が大きいのです。
問題は、寝ている時に靴下を履いている場合なのですが、前にも書いた通り血流が悪くなることで冷えに繋がるので、そこで靴下を履いてしまうと、足が圧迫され、血管が収縮します。すると血流は更に悪化し、より冷え性になってしまうという悪循環に!
また、靴下自体に温かさを出す機能はありません。保温のためのものですので、結局より足が冷えてしまったことにより、保温する熱が下がってしまいそれほどの効果が見込めないのです。
どうしても寒くて、足先が冷えて眠れない!という人は湯たんぽや、電気あんかなどを使うといいでしょう。
今はデザインも抱負で古き良い銀色の湯たんぽから、キャラクター物の湯たんぽまで幅広く販売されています。
また、いちいち寝る前のお湯を作るのがめんどくさい!という人のために、電子レンジでチンするだけの湯たんぽもあったりします。
寝相が悪くて湯たんぽや電気あんかを使えない・・・どうしても靴下がいい!という方はなるべくユルい靴下を履くようにしましょう。
触り心地やデザインで選ぶよりも、いかに締め付けがないかというポイントで判断して購入のきっかけにすると冷え性が改善される可能性があります。
汗は身体の熱を下げるために出されるものですよね。身体の中の温度は体温計で計る温度よりも高く、37度に保たれています。中でも脳が活性するのに適している温度が37度台からだといわれていて、頭を使うにはこの温度に調整してあげる必要があるんです。
ヒート系インナーの性質上、汗をかくとヒート系インナーは発熱します。
そうするとより汗をかくことになります。ヒート系インナーも普通に濡れるので、一旦汗で濡れてしまうと自分の汗で身体を冷やすことになるのですが、これでは体温を下げたい時に発熱し、体温を上げたい時に冷えてしまうといった、身体が望む逆の行動を行ってしまうことになります。
寝る時に人はかなりの汗をかくので、体温調節がままならなくなり自律神経に影響が出て冷えに繋がってしまう可能があるのです。
また、使用している素材が静電気を含んでおり、毛細血管を収縮させる可能性があります。血行が悪くなり冷えに繋がるだけではなく、メンタルの部分にも繋がってくるので、注意した方がいいでしょう。
理由は、綿、シルク共に静電気があまり発生しないことと、繊維と繊維の間に空気を蓄えているので、熱伝導率が低いです。そのため、夏涼しく、冬暖かい素材になっています。
しかし、お湯の温度が高いとしっかり温まることが出来なくて、体の芯が実は冷えたまま!ポカポカしてお風呂から出たと思ったけど、気づけば芯から冷えていたり・・・熱いお風呂に入る時は注意するようにしましょう。
また忙しいからといってシャワーだけ浴びても、体に対しての保温効果はほとんどありません。出来るだけ浴槽につかることを心がけてください。
寒いのを我慢すると何もいいことがないので、汗が出るまではタオルで温めたり、一度浴槽につかって温まってから、上半身の水気をタオルでふき取り、半身浴を始めるのがオススメです。
お風呂から出たら、体が冷えないための工夫をしましょう。
寝る前までは靴下を履いていても問題ないので、しっかりと保温して、ポカポカしたまま寝る準備を整えてリラックスしましょう。
これからの時期は冷え性さんにはとっても辛い時期ですよね。でも、冷え性だからといって色々とやりすぎるのはNG!体が温まるようにして、無理なく快適に睡眠をとれば冷え性も改善されることがあるので、色々と工夫してみてくださいね♪